ドローン免許更新の基礎知識と2026年問題
2022年12月に始まった無人航空機操縦者技能証明(いわゆるドローン国家資格)は、取得して終わりではなく「更新」が必要です。国土交通省は、有効期限は3年で、有効期間満了日の6か月前から更新申請ができると案内しています。
制度開始初期に二等を取得した人ほど、2026年以降に初回更新のタイミングが近づき、「更新のやり方」「何を準備するか」「費用と日数」「期限を過ぎたらどうなるか」を検索しがちです。
本記事は、すでに資格を持っている人が“次にやること”を迷わず進められるよう、手続きの順番と注意点を、実務目線でまとめます。
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更新が必要な理由と、まず確認すべきこと
更新の目的は、法令や運航ルールの変更点を取り込み、操縦者としての安全意識を保つことです。更新が近づいたら、最初に確認するのは「有効期限」と「申請できる期間」。有効期限は3年、更新申請は満了日の6か月前から可能です。
次に、氏名・住所が変わっている場合は、申請前にDIPS側の登録情報を整えておくと差戻しリスクが下がります。
更新前にチェックするもの(最初の5分でOK)
- 技能証明書の満了日(カレンダーに登録)
- 申請開始日=満了日の6か月前
- DIPS2.0のログイン情報(ID/PW)
- 連絡用メールの受信設定(迷惑メール含む)
- 受講したい更新講習機関の候補と予約枠
さらに重要なのが、更新に使う「更新講習修了証明書」に期限条件がある点です。国交省資料では、更新申請に用いる更新講習修了証明書は、更新申請から3か月以内のものとされています。
つまり、講習は「満了日」ではなく「申請日」から逆算して予約するのが安全、ということです。
更新手続きの流れ(準備→講習→申請→受領)
更新は、
①準備、②登録更新講習の受講、③DIPS2.0で申請と納付、④更新後の証明書受領、の4段階で考えるとスムーズです。
①準備:期限と“申請月”を決める
おすすめは「申請月を先に固定」することです。講習修了証明書の3か月ルールがあるため、申請月が決まると講習日程も自動で決まります。
②更新講習:登録更新講習機関で受講・修了
更新講習は登録更新講習機関で受け、修了証明書(または修了確認ができる情報)を取得します。機関ごとに受講形式や発行スピードが違うので、申込時に次を確認しましょう。
- 受講形式(対面/オンライン/ハイブリッド)
- 所要時間(何時間か、分割可か)
- 修了証明書の発行方法(即日/後日、紙/データ)
- キャンセル規定(急な業務に備える)
③DIPS2.0申請:入力→添付→納付までがワンセット
DIPSでの更新申請は、入力して終わりではありません。手数料の納付まで完了してはじめて“提出が成立”します。手数料や登録免許税については、DIPSマニュアル内でも項目として案内されています。
③で迷いやすいポイント(DIPS入力のコツ)
DIPSの画面は更新されることがありますが、入力の考え方は共通です。特に差戻しが起きやすいのは次の項目です。
- 住所:丁目・番地・建物名の抜け/全角半角の混在
- 氏名:旧字体やスペース有無、フリガナの表記ゆれ
- 添付:ファイル形式違い、画像が暗く読めない、容量超過
- 番号:技能証明書番号や修了証明書番号の転記ミス
申請は“提出して終わり”ではなく、納付まで完了して初めてステータスが進む点も要注意です。
申請完了後は、少なくとも「申請番号」「納付完了が分かる画面」「提出した添付ファイル」を手元に残しましょう。差戻しや問い合わせがあったとき、これがあるだけで再入力の負担が大きく減ります。
入力で多いミスは、住所の番地抜け、氏名表記の違い、番号の転記ミスです。提出前に「数字・英字・ハイフン」を一字ずつ読み上げるだけで事故が激減します。
④受領:審査完了の通知を確認し、更新後の証明書をチェック
審査完了メールを見落とすと、手続きが止まっているのに気づきにくいので、受信ボックスのルール設定(自動振り分け)もおすすめです。
| 工程 | やること | つまずきやすい点 |
|---|---|---|
| 期限確認 | 満了日と申請開始日(6か月前)を確認 | 気づいた時には講習枠が少ない |
| 講習予約 | 申請月から逆算して更新講習を予約 | 修了証明書は申請から3か月以内 |
| DIPS申請 | 入力・添付・納付まで完了 | 納付漏れ/転記ミスで差戻し |
| 受領 | 通知確認→更新後の証明書を保管 | メール見落とし |
必要書類・時間・費用の目安(現実的な計画の立て方)
更新で詰まりやすいのは「何を用意すればいいか」と「どれくらい余裕を見ればいいか」です。
基本は、更新講習の修了を示すもの、本人確認・連絡先情報、必要に応じて身体適性の確認書類です。更新制度資料では、身体適性の工程が必要に応じて入ること、そして海外滞在などで更新期間(有効期限まで6か月以内)に日本にいない場合は、更新期間前に更新申請できる取扱いがあることも示されています。
ざっくり所要時間のイメージ
- 更新講習:数時間〜1日(機関と形式で差)
- DIPS申請:30分〜1時間(初回は確認込みで余裕を)
- 審査〜交付:数日〜数週間(時期で変動)
費用は「更新講習の受講料+申請手数料」が中心です。講習料金は機関ごとに異なるため、比較するなら金額だけでなく「予約の取りやすさ」「発行の早さ」「質問対応」を含めて判断しましょう。
目安費用の考え方(社内稟議・経費精算向け)
更新で発生しやすい支出は「講習費」「申請手数料」「移動費(対面の場合)」です。見積もりを作るなら、まず更新講習機関の料金を確認し、次にDIPS側で必要になる手数料の支払い方法(カード等)を整理します。
会社でまとめて更新する場合は、担当者が以下を先に決めておくと混乱が減ります。
- 受講を分散するか(繁忙期回避)、同日に集中させるか
- 証明書の保管場所(原本・PDF)と命名ルール
- 更新完了の証跡(審査完了メール、控え)の提出方法
混雑しやすい時期は、年度末・繁忙期・長期連休前後など、業務飛行が増えるタイミングと重なりがちです。予約が取りづらいと感じたら、オンライン形式や別会場も候補に入れ、講習日程を先に押さえてから社内調整をかけるとスムーズです。
よくあるトラブルと、失敗しない対策
トラブルはほぼパターン化しています。先回りして潰しておくと、更新は驚くほどスムーズです。
よくある4つの落とし穴
- 期限ギリギリで動き、講習枠が取れない
- 講習を早く受けすぎて、修了証明書が3か月ルールに引っかかる
- DIPSの入力ミスで差戻しになり、再提出が遅れる
- 申請はしたのに納付が未完了で止まっていた
実務的な対策は次のとおりです。
- 満了6か月前に「更新開始」の予定を入れる
- 申請月を固定→その3か月以内に講習を受ける
- 申請前チェック(氏名・住所・番号・添付)を“読み上げ”で実施
- 納付完了の控え(画面キャプチャ等)を保存する
ミニFAQ(更新前によくある質問)
Q. 有効期限を過ぎたらどうなる?
A. 期限切れは業務運用上のリスクになります。制度上の扱いは状況で変わり得るため、満了前に更新するのが前提です。まずは満了日の6か月前から申請できる点を活用して、期限内完了を目標にしてください。
Q. 申請月に出張が入ってしまった
A. 更新申請が可能な期間(有効期限まで6か月以内)に日本にいない場合、更新期間前に申請できる取扱いが示されています。早めに講習機関・関係先へ相談し、段取りを前倒ししましょう。
更新後にやると得する「次の一手」(二等取得者向け)
更新を終えたら、同じタイミングで運用を強くできます。たとえば業務で目視外・夜間を扱う予定があるなら、限定解除や追加訓練の計画を立てると、学びがそのまま現場に直結します。
将来的に一等が必要になりそうなら、学科の学習を早めに始めるのも有効です。更新は「期限を守る作業」ではなく、最新の安全知識にアップデートし、次の案件に備える節目として使いましょう。
次の一手チェック(更新直後にやると楽になる)
- 技能証明書の新しい満了日をカレンダーに登録(リマインドを複数設定)
- 社内の運航マニュアル・SOPがある場合は、更新日と担当者名を追記
- 依頼主や協力会社に提示する“資格証跡”のフォルダを更新
- よく使う飛行形態(夜間・目視外・補助者運用)を洗い出し、必要な訓練を計画
| 目的 | おすすめアクション | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 運用の幅を広げる | 限定解除・追加訓練の計画 | 案件要件に柔軟に対応 |
| 品質を上げる | 点検・測量・空撮の手順を標準化 | 事故と手戻りを減らす |
| 将来に備える | 一等の学科学習を先に開始 | 繁忙期でも準備が進む |
まとめ
更新は、満了日の6か月前から動けること(=早く始められること)が最大の武器です。
準備→更新講習→DIPS申請と納付→受領の順で進め、講習は申請日から逆算(修了証明書は申請から3か月以内)を守ると失敗しません。
2026年以降は初回更新の対象者が増え、講習枠が混み合う可能性もあります。早めに予定化し、短期間で一気に終わらせる設計にすると、期限切れの不安なく次の飛行計画に集中できます。迷ったら早めに講習予約、それが最短ルートです!











