これからドローンを始めてみたいけど、種類がたくさんあるので選ぶのに困ってしまう方もいると思います。
ドローンを開発・製造・販売しているメーカーはたくさんありますが、その中でも更にモデルがたくさんあります。
初心者からするとどれも同じように見えてしまいますが、機体の特徴やスペックを確認すると違いがあることが分かります。
予算などの関係もあると思いますが、気軽に購入できるドローンや、少し値段は上がりますが本格的な空撮撮影が可能なドローンがあります。
今回はカメラが搭載されているドローンを中心に、ドローンの人気ランキング形式で紹介していきます。
【本記事でわかること】
・ドローンの人気ランキングTop10
・ランキングTop10のドローンが人気の理由
ドローンの人気ランキングTOP10
早速ドローンの人気ランキングを1位から順に紹介していきます。
今回のランキングでは、本格的に空撮ができるドローンから、これから気軽に始められるようなドローンまで幅広い層に向けて紹介します。
初心者からベテランまで幅広く対応したランキング形式となっているので、価格面やカメラ性能などを比較してあなたにぴったりのドローンを探してみましょう。
これから紹介するドローンの情報は、公式サイトの情報を元に提供しています。
そのため、公式が発表している価格と販売価格の違いに注意してください。
1位:DJI Air 2S
出典:DJI
ドローンで最も人気なメーカーであるDJIが販売しているDJI Air 2Sは、たった12万円ほどで5.4K動画を撮影できるコスパのいいドローンです。
参考価格 | 119,900円 |
重量 | 595g |
カメラ性能 | 最大5.4K動画撮影で、センサーサイズは1インチ |
最大飛行時間 | 31分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 120,000m |
操作方法 | スマホと送信機 |
DJI Air 2Sのセンサーサイズは1インチを利用しているため、暗い場所でもより多くの光を取り込み、クリアな撮影ができます。
一眼レフカメラの上位モデルと同じセンサーサイズを使用しているので、映像クリエイターにぴったりのドローンとなっています。
また、12km離れたところから操作も可能で、なめらかなFPV撮影にも対応しているハイスペックなドローンとして人気があります
2020年以前は同じ金額でもギリギリ4K動画を撮影でき、最大でも6km離れた場所から操作ができました。
12万円でセンサーサイズ1インチのドローンを購入できるのはほとんどないため、高画質にこだわりたい方におすすめの空撮用ドローンです。
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2位:DJI Mini 3 Pro
出典:DJI
DJIの日本版miniシリーズは航空法の対象にならないよう設計されていましたが、航空法の改正によりminiシリーズも対象となりました。
それからminiシリーズは海外のモデルとほぼ同じスペックになり、高機能なドローンとして位置づけられています。
参考価格 | 106,700円 |
重量 | 249g |
カメラ性能 | 4KHDR動画撮影に対応 |
最大飛行時間 | 34分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 120,000m |
操作方法 | スマホと送信機 |
DJI Mini 3 Proは、4KHDR動画撮影に対応しており、普通の4K動画より鮮明な動画撮影ができるようになりました。
動画のHDRとは・・・HDRはHigh Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略で、明暗の差や色彩の細かさがより鮮明に見える技術です。
DJI Air 2Sと比べると金額に大きな差はありませんが、よりコンパクトに設計されており、DJI Mini 3 Proポケットに入れられるほど収納に困らないという利点があります。
撮影する度に荷物がかさばる方や、できるだけ荷物を軽くしたい、そんな方にはDJI Mini 3 Proがおすすめの空撮ドローンとなっています。
DJI Mini 3 Proも12km離れた場所からのFPV撮影にも対応しているので、映像クリエイターが満足するスペックのドローンとしておすすめです。
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3位:PowerEgg X
出典:PowerVision
PowerEgg Xは、手持ち撮影や三脚に固定することを想定して作られた特徴的なドローンです。
他にも大雨の中でもそのまま飛行できる、個性的なドローンとなっています。
参考価格 | 100,100円 |
重量 | 522g |
カメラ性能 | 最大4K60fps撮影 |
最大飛行時間 | 30分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 60,000m |
操作方法 | スマホと送信機 |
PowerEgg Xは、動画も最大4K60fpsで撮影できるため、映像クリエイターでも満足できるスペックを持つドローンとなっています。
また、他社ドローンにはない機能が備わっており、一部のユーザーから高い評価を得ています。
【PowerEgg Xのモード】
・AIカメラモード(三脚で固定)
・ハンドルモード(手持ち撮影)
・ドローンモード(空撮)
PowerEgg Xがあれば様々な使い方ができるので、他の機材をそろえる必要はありません。
さらに、ドローンモード以外での撮影はプロペラを必要としない分、3時間以上の撮影にも対応してます。
外部アクセサリを利用すれば川や海に着水できるので、バッテリーがなくなっても沈むことがないため、初めてドローンを飛ばす方でも安心して飛行できます。
厳しい環境下で撮影する方は、PowerEgg Xがおすすめです。
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4位:ジーフォース SKYHIGH
出典:G-FORCE
SKYHIGHはわずか2万円程のドローンですが、4Kで静止画が撮影できるドローンとなっています。
参考価格 | 22,500円 |
重量 | 185g |
カメラ性能 | 静止画は4K、動画は2K撮影が可能 |
最大飛行時間 | 18分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 約100m |
操作方法 | スマホと送信機 |
SKYHIGHは、操縦士から100mしか離れることはできませんが、初心者が練習のために利用するドローンと考えればとてもコスパがいいと言えます。
同ドローンはジンバルが搭載されていないので、DJIのドローンと比べると手振れが発生しやすくなっていますが、ホバリング機能が搭載されているため、ある程度なめらかな撮影が可能となっています。
カメラの向きは正面から真下にかけて調節ができるので、上空から見下ろした撮影も可能です。
飛行時間も18分と、値段の割にとてもコスパがいいので、これから空撮を練習したい方におすすめです。
しかしSKYHIGHの機体重量は185gと航空法の対象となるので、屋外で飛行させる前にしっかりとルールを把握しておきましょう。
ドローンを飛行させることによる怪我をできるだけ防ぐためにも、購入時についてくるプロペラガードを装着することをおすすめします。
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5位:Holy Stone HS720
出典:Holy Stone
HS720は3万円程度で購入できるドローンですが、4K撮影に対応したり、1,000m離れた場所からの撮影が可能なハイスペックドローンです。
参考価格 | 32,989円 |
重量 | 460g |
カメラ性能 | 最大4K30fps動画撮影対応 |
最大飛行時間 | 26分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 1,000m |
操作方法 | スマホと送信機 |
Holy Stone HS720は、最大飛行時間が26分と、DJIのドローンに負けない飛行時間が特徴です。
カメラ機能も4Kで撮影できるので、HS720は空撮の練習におすすめできるドローンとなっています。
【Holy Stone HS720のモード】
・ウェイポイントモード→アプリで設定したルートを通る
・ホバリングモード→対象ポイントを中心に回転しながら飛行
・フォローミーモード→対象者を追いかけながら飛行
また、スマホアプリから操作すると上記のような撮影もできるので、初心者でもクオリティの高い撮影が可能です。
HS720は練習用におすすめと紹介しましたが、機体の重量が460gあるので航空法の対象となるドローンということを覚えておきましょう。
飛行させる場合はしっかりルールを把握しておきましょう。
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6位:Parrot ANAFI
出典:Parrot
ANAFIは320gととてもコンパクトなドローンですが、4KHDR対応しているハイスペックなドローンです。
参考価格 | 85,000円 |
重量 | 320g |
カメラ性能 | 4KHDR撮影対応 |
最大飛行時間 | 25分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 40,000m |
操作方法 | スマホと送信機 |
ANAFIは4KHDR対応しているので映像クリエイターでも十分に満足できるドローンですが、最大の特徴はカメラの向きを真上に変えられる点です。
圧倒的シェアを占めているDJIもカメラを動かせますが、正面か真下のみとなっています。
しかし、ANAFIは真上にカメラを向けられるので、空や山を見上げるような撮影が可能となっています。
また、ANAFI本体は細長い形状をしているので収納しやすく、持ち運びがとても簡単です。
唯一真上に向けられるのが特徴的なANAFIですが、上下180°撮影を求めている方や持ち運びしやすいドローンを探している方におすすめです。
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7位:HUBSAN ZINO PRO
出典:Amazon
Hubsan ZINO PROは、5万円程度で購入できる4Kカメラを搭載したドローンです。
参考価格 | 41,988円 |
重量 | 792g |
カメラ性能 | 最大4K30fps撮影 |
最大飛行時間 | 39分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 2,000m |
操作方法 | スマホと送信機 |
カメラのセンサーにはSony製のものが使われており、温度が高くなっても低ノイズで撮影できる特徴があります。
Sonyのテクノロジーを活用したHubsan ZINO PROでは、もちろん高画質での撮影が可能です。
他のドローンより10分程度長く飛行できるため、電気の使用が限られている環境に適しています。
また、画面に映し出された対象物を追尾する機能もあるので、複雑な動きをする動物や昆虫などを撮影する際におすすめです。
さらにHUBSAN ZINO PROは、充電ケーブルにUSBを使用しているので、モバイルバッテリーを利用すれば外でも充電可能です。
付属の充電アダプターを利用することで、一本のUSBケーブルで4個のバッテリーを充電できるなど、環境に左右されない魅力があります。
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8位:YAMAZEN S730
出典:YAMAZEN
S730は1万円以内で購入できる格安のドローンですが、HD撮影やFPVにも対応しています。
参考価格 | 6,980円 |
重量 | 89g |
カメラ性能 | 最大HD撮影 |
最大飛行時間 | 8分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 30m |
操作方法 | スマホと送信機 |
S730は重量が100g未満ということもあり、航空法の対象外であるため、機体申請しなくても禁止エリアでなければ、屋外で自由に飛行できます。
YAMAZEN S730は格安のドローンの部類に入りますが、HD撮影が可能なので、InstagramやTwitterに投稿するくらいであれば十分な画質が担保されています。
このように航空法の対象外で気軽に飛行可能で、画質も十分にあるため、プレゼントしたい時にもおすすめです。
また、89gとコンパクトなドローンなので、家の中でもドローン飛行を楽しめる魅力があります。
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9位:Ryze Tello
Telloは、約1万円で購入できる100g未満のドローンです。
参考価格 | 12,980円 |
重量 | 80g |
カメラ性能 | 最大HD撮影 |
最大飛行時間 | 13分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 100m |
操作方法 | スマホ |
Telloの特徴は、プログラミングによって操作できる機能があることです。
もしお子さんがこれからプログラミングの学習を始める場合、ドローンを利用して学ぶと楽しみながら継続できます。
Scratchというプログラミングを利用するので、プログラミングコードが書けなくても誰でもプログラムが組めるという特徴があります。
また、TelloではHD撮影も可能なので、SNSに投稿するきれいな空撮映像を撮影したい方にもおすすめです。
TelloはRyze Tech社製のドローンですが、DJIのノウハウを利用したドローンであるため、DJIストアでも販売されており、人気のトイドローンとして知られています。
さらにTelloはスマホで操作できるので、使い終えたスマホをコントローラーとして有効活用できます。
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10位:Potensic
出典:Amazon
Potensicは、2万円程度で最大4Kが撮影できるドローンです。
参考価格 | 17,779円 |
重量 | 188g |
カメラ性能 | 静止画は4K、動画は2.7K撮影に対応 |
最大飛行時間 | 40分 |
ホバリング機能 | あり |
最大操作距離 | 200m |
操作方法 | スマホ |
動画撮影は2.7K撮影となってしまいますが、HDよりも画質が綺麗なので、スマホやパソコンで楽しむ分には十分な画質が確保されています。
初めてドローンを触る方は、ドローンの操作は難しいイメージを持つと思いますが、Potensicにはスマホを傾けるだけで操作できる機能があるスマホを傾けるだけで操作できる機能があるので、誰でも直感的に操作ができます。
上位モデルのドローンと比較するとブレが気になってしまいますが、2万円にしては撮影のクオリティがとても高いドローンです。
また、写真は最大4Kで撮影できるため、上空からの景色を高画質な画像で表示可能となっています。
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なぜ前述したドローンが人気なのかを解説!
ドローンを紹介しましたが、今回のドローンを選んだのか、理由を紹介します。
映画やテレビ番組で利用されるようなドローンは少し値段が高いイメージですが、安価で高機能なドローンもたくさん存在します。
多くの方は高画質撮影できるドローンをイメージすると思いますが、SNSや個人で楽しむくらいであれば5万円以内で十分です。
安価なドローンは購入しやすく、故障しても諦めがつきやすいので、安価なドローンが人気になり始めています。
今後ドローンのニーズが高まることがほぼ間違いなくやってきますが、最初はスペックの高いドローンではなく、安価なドローンをおすすめします。
【前述したドローンが人気の理由】
1.初心者でも操作しやすい操作性
2.機体登録の必要ないものが最近では特に人気
3.カメラ性能が高いドローンが人気
4.DJIはドローンメーカーの中でも特に人気!
それではここから、前述で紹介したドローンが人気の理由を紹介します。
人気の理由①:初心者でも操作しやすい操作性
ドローンの操作はとても難しいイメージがありますが、最近のドローンはサポート機能が充実しているので、初心者でも簡単に操作できます。
【ドローンのサポート機能】
・衝突検知機能
・追尾モード
・ホバリング機能
・自動帰還
・事前走行ルート設定
メーカーによって機能は様々ですが、初心者も簡単に操作しやすいように、多くのドローンにはサポート機能が埋め込まれています。
操作は前後左右、上下の2つなので、少し操作すると徐々に慣れてきます。
他にもカメラの向きを変えるなど、最初の操作は単純です。
直感的に操作できるドローンが増えているので、少し説明書を確認すれば誰でも簡単に操作できるように作られています。
人気の理由②:機体登録の必要ないものが最近では特に人気
2022年6月からドローンの機体登録制度が開始され、100g以上のドローンは機体登録の対象となっているため、機体登録対象外の100g未満ドローンが人気になり始めています。
また、機体登録が不要なドローンは1万円程度で購入できるなど、安価なことも人気の理由として挙げられます。
わざわざ高いドローンを購入して面倒な申請と制限を恐れて遊ぶより、安いドローンを購入して自由に飛ばす方がいいと感じる方が増えてます。
100gとはいえ完全に自由に飛行できるわけではなく、飛行禁止エリアや周囲の状況をしっかり把握する必要があるので覚えておきましょう。
さらに機体登録が必要ないドローンは、家でも飛ばせられるほどコンパクトに設計されているため、子供でも安心して遊べます。
人気の理由③:カメラ性能が高いドローンが人気
ドローンは映画やドラマ、ロケ撮影でも利用されるほどカメラの性能が向上しており、だれでもプロが撮影したような空撮映像が撮影できるという特徴があります。
気軽に購入できる価格帯でもHD〜2.7Kで撮影できるドローンが誕生しており、スマホやパソコンで十分に楽しめるほど高画質な写真や動画を撮影できます。
多くのドローンはカメラにジンバルが搭載されており、ドローンが急に動いてもほとんどブレない映像が撮影可能となっています。
最近では、SNSに投稿する目的でドローンを購入する人が増え、誰でも気軽に躍動感のあるコンテンツを投稿できます。
人気の理由④:DJIはドローンメーカーの中でも特に人気!
当サイトでは様々な場面を想定したドローンの比較記事を紹介しましたが、その中でも特にDJIが人気を占めています。
【DJI社製ドローンの特徴】
・ジンバルでブレない動画を撮影
・FPV対応でリアルタイムの映像を楽しめる
・高画質のカメラ搭載
・安全機能
・外部アクセサリも充実
DJIはドローン界のApple的な存在で、機能面で迷った場合DJIを選んでおけば間違いありません。
前述でも紹介した、「雨の中でも撮影できる」「カメラを上に向ける」など一部の性能は未対応となっていますが、それ以外の機能には対応しているので、迷ったらDJIで問題ないでしょう。
また、DJI社製のドローンはサポート面も充実しており、初心者でも安心して購入できる環境を整えています。
数あるドローンの中で、購入を迷っている方はDJI社のドローンを候補に入れておくことをおすすめします。
まとめ
この記事では、人気のドローンを紹介しましたが、気になるドローンを見つけられたでしょうか。
特に大きなこだわりがない方は、DJI社製のドローンがおすすめです。
映像クリエイターや趣味でドローンを利用している方も多いので、困った時ネットで情報を見つけやすいというメリットがあります。
また、高機能なのに安価のドローンもあるので、値段と機能面を比較して自分にぴったりのドローンを見つけましょう。